夏休みや新婚旅行で行ってみたい国、パラオ。
写真や名前は聞いたことがあるから勢いで飛行機を予約したけど、実際にいくとしたらどんな準備が必要なのかわからないと不安になる方も実は多いんです。
この記事では、現地を楽しむために最も大切なお金事情について解説していきます。
物価や通貨、チップの文化についても触れるのでぜひ参考にしてください。
INDEX
1 パラオで使われている通貨は
2 パラオの税金事情
3 パラオの両替方法は
3.1 渡航前に両替しておくのがおすすめ
3.2 グアム銀行
3.3 ハワイ銀行
3.4 WCTCショッピングセンター
4 パラオではどのクレジットカードが使える
5 パラオ旅行中必要な費用
5.1 食事
5.2 交通費
5.3 宿泊代
5.4 アクティビティ
6 パラオのチップ事情
7 まとめ:物価事情を把握して旅を楽しもう
パラオは独立国ですが、使われている通貨はアメリカドルです。
アメリカドルを準備する方法はいくつかあります。
まず1つ目は日本の空港で両替して持っていくことです。
日本での両替なら言語の心配やぼったくりの心配もないので、海外に慣れていない人はこれがおすすめでしょう。
2つ目は、パラオ国際空港にある日本語対応のATMで引き出す方法です。クレジットカードを持っていれば、日本と変わらない操作で簡単にアメリカドルを引き出すことができます。
ここで注意しておきたいのが、パラオには両替所がないということです。空港だけでなく街中にも一切ないのでついてからホテルまでのタクシー代やごはんを買うのも現金を使いたいと思っている人は気を付けましょう。
旅行中、ご飯を買ったりホテルに泊まったりする際に、日本の場合そこで払うお金には消費税などがかかってきます。
しかし、パラオの税金のシステムは日本と少し異なります。
なんと、消費税がないんです。
そのためスーパーで買い物しても食べ物の代金だけ払えばOK。
そのかわり観光客には少し痛いプリスティン・パラダイス環境税(PPEF)というものがかかります。
この税金は、特定の観光地に入場したり釣りをしたりする時に、各州毎に州税として払わなければいけないものになります。
また、このプリスティン・パラダイス環境税(PPEF)の最も大きな特徴としてホテルに滞在する場合の宿泊税というものがあります。
1泊100ドル未満のホテル場合は12ドル、1泊100ドル以上の場合は宿泊料の12%かかるんです。
連泊する人にとってはやすいものではないです。
どうしてこんなに高いんだろうと思う旅行者も多いと思います。
実はこの税金の使い道、新しいパラオ国際空港の整備費に使われるんです。
観光客が次の観光客のために少し多めにお金を出して、より快適なパラオ旅行ができるサポートをしていると思えば、気分が良くなります。
パラオに旅行に行った際にはじめにぶつかる問題がお金です。
パラオでは日本円は使えない為、両替をする必要があります。
もちろんクレジットカードを使うという手段もありますが、日本でもあるように現金しかつかえないお店などもあります。
そのため、少量であっても現金を持っておくことが大切です。ここからはパラオでの両替方法を解説していきます。
パラオに旅行中、用意してきたアメリカドルを使い過ぎてしまい、追加両替したいとおもうことがあるかもしれません。
しかし実は、パラオの空港や街中には両替所がありません。
現金を手に入れる方法は空港のATM1台のみなのです。
なので、アメリカ ドルを現金で持っておきたい場合は、出国前に日本で両替を済ませておくのがベストでしょう。
両替は、両替所がない代わりに実は銀行で行うことができるんです。
パラオはアメリカドルを使っていることもありアメリカの領土であるグアム銀行が街中にあります。
ほとんどの国は現地で両替した方がレートがいい場合が多いですが、パラオの場合は日本での両替より少し割高になります。
どうしても現金払いがしたい場合のみ利用するのが良いでしょう。
こちらも同じくアメリカの領土であるハワイの銀行です。
このハワイ銀行はパラオでもっとも一般的に使われている銀行でリッチも町の真ん中にあるため、初めてパラオにいくという人でも簡単に見つけることができます。
大きいだけでなく建物もきれいで案内も丁寧と人気が高いので海外に慣れていない人はハワイ銀行での両替がオススメです。
とはいえ、レートはグアム銀行同様に日本より悪いのでどうしても両替したいときに使うのが良いでしょう。
このショッピングセンターはパラオの町の真ん中にある巨大なスーパーマーケットです。
新鮮な野菜やフルーツ、少しですが日本食も売っているので滞在中一度は足を運ぶ人が多いスポットになります。
大きなスーパーマーケットということで、実はここでも両替をすることができるんです。
街中で観光している間に急に現金が必要になった時などに役立ちそうなので覚えておくと便利でしょう。
パラオ旅行が楽しくて、うっかり現金がなくなってしまったときに頼れるのがクレジットカードです。
なんとパラオではVISA、MasterCard、JCBすべて使うことができるんです。
ほかにもお店によってはアメックスやダイナースクラブが使えたりもします。
さらに、これらのクレジットカードは大きなスーパーだけでなく個人のお店でも使えるところもあります。
国内も国外も旅行に行く際には誰しも、大体の予算を決めていきますよね。
家に帰って請求書を見て悲しい思いをしない為にも現地で使うお金の管理はしっかりするようにしましょう。
そこで、大切となってくるのが現地の物価です。
交通費、ホテル代、食事代、と旅行は意外とお金を払うタイミングがたくさんあります。
ここからはそれぞれパラオの平均的な金額を紹介します。
せっかくパラオに行ったなら外食もたのしみたいですよね。
パラオの町中にあるレストランでたべるランチは、日本とほとんど変わらない約$10ほどのお店が多いようです。
もちろんホテルの場合はもう少し値段が上がるので注意しましょう。
晩ご飯はこちらも日本とかわらずだいたい1人$30くらいです。
現地の高級な料理屋さんやホテルディナーになると一人あたり$100くらいになります。
また、日本でいうローカルな居酒屋のようなお店だと1人あたり$30くらいです。
パラオはなんと電車やバスなどの公共交通機関がありません。そのため現地の人はマイカーや自転車、観光客はレンタカーかタクシーが主な移動手段になります。
ここでも注意しておかなけばならないのは、タクシーは日本のように道にでれば走っているというわけではありません。
そのため自分が泊まっている宿や観光で訪れた先で呼んでもらうようにしましょう。
また料金形態もメータータクシーではなく交渉制になります。出発前に行き先を伝えて料金を交渉してから乗りましょう。
目安としてはダウンタウン内の移動で約5~7USドル(約540円〜756円)、空港からコロール島まで約30USドル(約3,240円)程度です。
夜おそくなると夜間料金として少し高めに請求されるので帰宅時間に注意しましょう。
ちなみに、国際免許を持っていないと運転できないですが、
レンタカーを借りる場合1日40ドル(約4,320円)ほどかかります。
パラオ旅行ではせっかくなのでいい宿に泊まりたいと思う人も多いですよね。
パラオの一般的なホテルの一泊の宿泊料金は、平均約1万~1万5千円と少し高めです。
ここにさらに観光税がかかってくるので、実際に払う金額はもう少し高くなります。
ちなみにパラオにあるリゾートホテルのスイートルームは1泊20万円超えと上には上があります。贅沢したい人にはぴったり。
より出費を抑えたいという方には、アパートやゲストハウスがおすすめです。
こちらは1泊約5千円〜とホテルに比べると少し安めの値段設定になっています。
時期や曜日によっても金額が変わってくるのでホテルサイトで実際に調べてみましょう。
パラオは島国なので、海も山もある自然に恵まれた環境です。
そのため、海のアクティビティとしてはダイビングやシュノーケリング、サーフィンなどが人気となっています。
山を楽しむアクティビティとしてはトレッキングなども人気が高いです。
また、川では釣りやカヤックもできるということでとにかく自然と触れ合いたいという方にはぴったりなんです。
パラオはアメリカドルを使っているので、アメリカのようにチップの計算が必要だと思っている方も多いですが、
実はチップの習慣はありません。
特例として、ホテルのベルマンやルームキーパーに感謝の気持ちとして$1チップを渡すことが多くみられます。
これはあくまで多くみられているだけで、ルールではないため、うっかり渡しそびれてしまっても心配することはありません。
とはいえ、どんなシーンでも渡すことがNGとなるわけではないため、
嬉しいことをしてもらったりサービスを受けた際は感謝の気持ちとして少額わたしてあげるのがよいでしょう。
パラオは日本とは違う珍しい税が発生したり、タクシーも呼ばないときてくれなかったりと
旅行をする上で知っておかなければいけないことがいくつもありました。
街のルールと同じように物価の違いもだいたいこのくらい、を知っておけば現地でと惑うことはありません。
パラオの物価をしっかり理解してたのしいパラオ旅行をしましょう。
(執筆・写真協力:不二吉彦)