日本とも交友が深く、安全とさせているパラオですが、実際のところ「パラオの治安は大丈夫なの?」「犯罪やトラブルに巻き込まれないか」と旅行を前にして心配な方もいると思います。
渡航中どのようなトラブルに気をつけるべきか確認しておきたいところです。
初めてのパラオ旅行でトラブルに巻き込まれては、旅行が台無しになってしまいます。
そこで、この記事では、パラオ観光中気をつけるべきこと紹介していきます。
INDEX
1 パラオの治安事情は
2 外務省が発表する安全情報
3 パラオ観光中気を付けたいこと10選
3.1 スリ・置き引きに注意
3.2 交通事故に注意
3.3 薬物に注意
3.4 夜間の外出に注意
3.5 飲酒の年齢に注意
3.6 水道水は飲まない
3.7 野犬には近づかない
3.8 日焼けに注意
3.9 デング熱に注意
3.10 サメやワニに注意
4 まとめ:治安のよいパラオでもトラブルには注意しよう
パラオの治安は全体的に良い方だと言われています。基本的にパラオの人は親日家で穏やかな国です。
しかし、海外である以上、日本と同じようにしてはいけません。最低限の注意は心がけましょう。
外務省では、海外安全ホームページにて、海外諸国の治安の危険レベルを公表しています。
パラオは全域で危険レベルは0です(2021年3月現在)
しかし、感染症の危険レベルが2で不要不急の渡航は控えるように言われています。
1.パラオでは、これまでテロや身代金目当ての誘拐事件は発生していませんが、泥酔者や薬物使用者による殺人や強姦、強盗等の凶悪犯罪が発生しています。近年、凶悪犯罪は減少傾向にあり、犯罪件数の総数も減少していますが、空き巣、窃盗、傷害、車上荒らし等の一般犯罪は依然として多発していますので、引き続き十分な安全対策が必要です。
2.在留邦人の個人宅や会社事務所、レストラン等の空き巣被害、日本人観光客の歩行中のひったくり事件、水難事故による死亡事案が発生しています。凶悪犯罪は少ないものの、過去には在留邦人の殺害事件のほか、日本人観光客に対する強盗・傷害事件や強姦事件も発生しています。
3.「備えあれば憂いなし」です。常に防犯対策を心がけ、事故や事件を未然に防ぐためにも「自分の身は自分で守る」との心構えが大切です。パラオを訪問する際は、常に外国にいることを意識して、(1)旅券(パスポート)は必要に応じてコピーを携行する、(2)人目を引くような服装は避ける、(3)夜間は単独で人通りの少ないところに出歩かない、(4)野犬や放し飼いの犬が多いので、咬まれないよう気を付けるなど、自己防衛の意識を持って行動することが必要です。
4.テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアを始めとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し、未然に防ぐことがますます困難となっています。
このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
パラオ - 海外安全ホームページ: 安全対策基礎データ
比較的治安が良いとされるパラオですが、やはり海外です。
日本とは違った国であることを意識して下さい。
観光中気をつけておきたいことを具体的に紹介していきます。
すり・置き引きには注意が必要です。
・ビーチに物を置いたまま
・レストランのスマホを机に置いたまま席を立つ
・カバンのファスナーが開けっ放し
・ズボンの後ろポケットに財布を入れる
財布をポケットに入れたり、荷物を置いたまま立ち去るなどの行動は注意しましょう。
多額の現金を持ち歩くのはやめましょう。当日必要な分の現金だけを持ち歩いたり、ダミーの財布を用意するなどをして対策を取りましょう。
パラオには公共の交通機関がないため、移動はタクシーやシャトルバスを使うのが一般的です。
車の運転する際のルールも違うので確認が必要です。
21歳以上で日本の免許証があれば運転できます。運転のルールはアメリカと同じで右側通行です。右左折の際は気をつけましょう。
また、島内は全面追い越し禁止です。
歩行中も注意が必要です。
特に金土日の深夜早朝は飲酒運転絡みの事故が頻発しますので、夜遅くは外出しない、ホテルから距離のある場所へはホテルなどに手配してもらったタクシーを使うことをお勧めします。
色物を勧めてくる人には注意しましょう。
現地の人から勧められたとしても受け取らないようにしましょう。
海外だから大丈夫と気を抜いてはいけません。
日本人の大麻所持、使用は犯罪です!絶対に手を染めないようにしましょう。
パラオには未成年者の外出制限があり、コロール州においては、18歳未満に限り、22時から6時までの外出が禁止されています。
21歳以上の同伴者がいる場合は問題がありません。
とはいえ、夜間の外出は危険です。泥酔者や薬物使用者による犯罪も起きています。
トラブルを避けるためなるべく不要な夜間の外出は控えるようにしましょう。
パラオの法律は日本と異なっており、お酒の購入と飲酒は21歳からです。
日本人で20歳でもパラオでは認められない場合があります。
日本人であっても海外にいる場合はその国の法律が適用されます。国が違えば法律も違うので注意しましょう。
パラオの水道水は飲料水として適していないので、注意しましょう。
水道水の中に細菌が含まれている可能性があります。
水道水を飲んだ場合、アメーバ赤痢などによる腹痛や発熱を起こしてしまう危険性があるため、ミネラルウォーターを購入するようにしましょう。
料金はペットボトル500mlが約50¢(55円)2021年3月現在。
パラオでは基本的には犬は放し飼いです。首輪をつけた飼い犬でも、知らない人には噛みつく犬も多いので、犬を見かけても触らない、近づかないで下さい。
噛まれた場合、狂犬病に感染する可能性もあるので噛まれた場合はすぐにも病院にいきましょう。
パラオの紫外線量は日本の真夏の7倍と非常に高いです。
日焼け止めをつけず無防備な状態ではあっという間に日焼けをしてしまします。
外出する際は、忘れず日焼け止めを塗り、帽子を被るなど日焼け対策をしましょう。
パラオでは2016年以降デング熱患者が増えてきているため、感染症対策が必要です。
デング熱は人から人へ感染することはありません。蚊を媒介して人に感染するため、長袖の服を着たり、虫よけスプレーをこまめに塗り直すようにしましょう。
デング熱を媒介する蚊の活動時間は、夜明け少し前から日暮れまでの間(特に朝と夕方)です。
だだし、夜間でも蚊に刺されることがあるので注意が必要です。
パラオの一部地域のダイビングやシュノーケリングスポットには、イリエワニやサメが生息しています。
もし、サメやワニに遭遇した場合は落ち着いて、ガイドの人に指示にしたがうようにしましょう。
ワニやサメの出現ポイントは事前に現地でのツアー会社や管理局に確認しておきましょう。
パラオで気をつけること10点を再度お伝えします。
1.スリ・置き引きに注意
2.交通事故に注意
3.薬物に注意
4.夜間の外出に注意(未成年)
5.飲酒の年齢に注意
6.水道水は飲まない
7.野犬には近づかない
8.日焼けに注意
9.デング熱に注意
10.サメやワニに注意
パラオは比較的治安のよい国とはいえ、海外という環境で日本と違うということを意識しましょう。
犯罪件数自体は減ってはきていますが、空き巣や窃盗といった事件は依然として多発しています。
荷物などは置いたままにせず目を逸らさないようにしましょう。危険なことに巻き込まれそうになった場合、速やかにその場を離れて安全を確保しましょう。
せっかくの旅行が台無しにならないようにトラブルには十分に注意が必要です。
トラブルに注意してパラオ旅行を楽しみましょう。
アイザヤジャパンではパラオで過ごすオーダーメイドの旅を提供しています。
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(執筆・写真協力:不二吉彦)